第85回 歌舞伎鑑賞教室

今回の解説は中村虎太郎君。いや、若い。可愛い。昼の部だから中学生か高校生ぐらいの子たちが一杯だけど、ほとんどその子たちと同じくらい。キャピキャピしてる。ちょっとなよってした感じではあったけど、可愛いからおばさんは許しちゃう。楽しそうに解説してたわ。
解説の中で芝のぶちゃんが「加々見山旧錦絵」でお初のと岩藤の戦いを演じてた。芝のぶちゃんいつ見てもきれいだわ。可愛い。年聞いてびっくりだけど。
で、「じいさんばあさん」
これ私三回目。これ見ようと思ったのは前にも書いたと思うけど小松左京さんが「これを見て果てしなき流れのはてに」書いたんだって言われたら見なくちゃね。その時るんが玉様で伊織は誰だったかな勘三郎さんだったかしら。二回目が福助勘三郎さんだったかしら。今のこともあまりよく覚えてないのに過去も忘れちゃどうしようもないわね。
説明の虎太郎君がるんの弟やってたんだけど、これがね〜。いくら可愛くてもこういうのちょっとね。学芸会見てる感じシちゃうんだもの。三幕では久弥を国生くん、その妻きくを児太郎君だったんだけど、こっちもまあなんていうかだった。
だから彼らの出ない二幕が一番安心して見られたわ。亀三郎丈の下嶋。気持ちはわかるけど、こういう人いたら本当に不愉快よね。いるよねこういう人。芝のぶちゃんがちょっとしか出てなかったんで残念。もっと見たかったのに。扇雀さんのるんは福助より私は好きだわ。橋之助の伊織も素敵だった。一幕のさわやかな青年武士と年とった時の差が素晴らしかった。
年取ると小さくなって可愛くなるんだもの。可愛かった。二人の愛情表現にはちょっとウルッてきてしまった。
終わった後、友人とコレド日本橋のバルでちょっとワインを飲む。
お芝居の感想言いながら飲むのって楽しいわ。