七月大歌舞伎

一、将軍江戸を去る(しょうぐんえどをさる)
                徳川慶喜       團十郎
               山岡鉄太郎       中 車
               間宮金八郎       猿 弥
               吉崎角之助       月乃助
                天野八郎       右 近
               高橋伊勢守       海老蔵
うまく演目えらんだよね。こういう役なら中車さんのいいところがちゃんと出る。團十郎の将軍もよかったね。悲しさが出てて。海老蔵も抑えた演技でお芝居盛り立ててたわ。
二、口上
                      亀治郎改め猿之助
                           中 車
                        初舞台團 子
                           幹部俳優出演
市川家だけっていうのはなんだか寂しいけど、ひとりひとりが長く話していたのでそれはそれでいいかもね。団子ちゃん、声が通る。幕間で「ヤマトタケル」での役が出番が少ない。とか言って、やりたい役のセリフ覚えたなんて言ってた。頼もしいな。


三、猿翁十種の内 黒塚(くろづか)
         老女岩手実は安達原鬼女  亀治郎改め猿之助
               山伏大和坊       門之助
               山伏讃岐坊       右 近
               強力太郎吾       猿 弥
               阿闍梨祐慶       團十郎

踊りは辛い。時々記憶が・・・・。でも、前から二番目の花道脇の席とっていただいたので、亀ちゃんの仏倒れ目の前で見ることができた。凄い。毎日こんなことしてて怪我しないのか。凄すぎ。

四、楼門五三桐(さんもんごさんのきり)
                真柴久吉  猿之助改め猿 翁
                左枝利家       段四郎
              石川五右衛門       海老蔵
              石川五右衛門       海老蔵
猿翁倒れて7年か。そういうことをさりげにセリフに入れちゃうのが歌舞伎の面白いところ。10分ほどの短い演目だけど、感動的。猿翁の介添えの黒子が中車なんだもの。海老蔵も花添えてた。普通なら数人しか出ないのに、一杯出演者いた。
これもいい。おまけにカーテンコールも。
いいもの見たわ。