ちょちょら

ちょちょら
どこにも悪役が出てこない時代劇。おまけに、妖も出てこないけど。
この人面白い身分の人を主役に添えるわ。
今回は江戸留守居役。留守居役って普通の時代劇じゃ藩の財政を傾けたりなんかする敵役っていうイメージなんだけど、そういう風に遊ぶのもお役目。
接待するために相手に勝たせるためにテクニックもったり、頑張る人たちだ。
彼らの努力如何によって藩の財政がどうなるかということだ。
だから、お金も使う。
家老からお金を削除されてしまい、付き合いもうまくいかなくなり、主人公のお兄さんは切腹してしまう。
そして主人公が新しい留守居役に任命されるところから話は始まる。
主人公はお兄さんがとても優秀で自分はそうではないと思っている。ま、周りからもそう思われてるけどね。
でも、お兄さんは自分が優秀なのにどうしようもなくなって自害に追い込まれるのよね。
主人公は周りに頼ることを知ってる。
優秀な人ってうまくいかないとぽっきりと折れてしまう。
この主人公はそうじゃない。
畠中さんって本当に面白いもの書くわ。