シオンシステム

シオンシステム
寄生虫を用いて免疫力を向上させるという医療行為が行われるようになった。その治療を受けると気分が爽快になり、感染症には特に効果をはっするという。しかしその治療は男性にしか適用できない。目下垂直感染(母子感染)を防ぐことを研究されている。
副作用もなく、画期的な医療行為だと言われる一方、寄生虫を使うために忌避されることもある。
そして突然現れた「不運の民」とは?つながりはあるのだろうか?
若返り記憶を失った状態で発見された常和峰。彼と虫寄生医療との関係は。とか、最初はなんだか訳の解らない状態で進んでいくけれど、最後はきれいに終わってる。
コウ来るかって感じ。虫寄生医療に反対するのが仕事を奪われる医師たちって言うのがなんともね。でも、反対する医師会の会長って面白い。厚生省の役人たちよりいい感じ。三冊いっぺんに読んだけれど、ダンダン登場人物たちが良くなってる。登場人物に思い入れることが出来るようになってきた。そうすると読むのも楽しいものね。
これが一番面白かったわ。