MITSUKO〜愛は国境を越えて

私がクーデンホーフ光子の名前を知ったのは1973年。NHKでドキュメンタリードラマとして放映されたのを見たとき。その後十年以上たってもう一度その後みたいな感じで放映された。最初の時より後のほうが吉永小百合がきれいだったという印象があった。
で、そのとき息子が汎ヨーロッパ主義唱えたことも知った。ってう〜ん。何十年前の話だろう。結構覚えているものだな。NHKのドラマでは昭憲皇太后とあったときは十二単だったような気がする。
このミュージカル見に行ったのはマテ・カマラスの歌声聞きたかったから。海外のトート役の人ってどういうものだろうと思って。この人舞台上で台詞も歌も日本語。最初ちょっと気になったけど、いつの間にか違和感なくなってた。歌も最初はう〜ん、と思ったけどいつの間にか歌の引き込まれてしまった。
さすがだな。
光子の最後のほうの歌で子供たちが離れていく絶望感の中で昭憲皇太后に言われた言葉を思い出し歌うシーンではなんだか泣けてしまった。
子供の中で一人は最後まで面倒見てくれていたのにね。ドキュメンタリーのなかでこの人出てきた様な気がする。
楽しいだけの舞台ではなかったけれど、出演者どの人も素晴らしくいい舞台だったわ。