ファージング

英雄たちの朝 (ファージングI) (創元推理文庫)暗殺のハムレット (ファージング?) (創元推理文庫)バッキンガムの光芒 (ファージング?) (創元推理文庫)
私歴史改変ものって好みじゃないけれど、これは面白かった。
星雲賞にノミネートだわ。
一部と二部で悲惨な状況に追い込まれるカーマイケル。
恋人との生活を守るために正しいことを言えなくなってますます自分を追い込むことになる。
三部では国民を弾圧する組織のトップにいながら影で捕まった人たちを海外に逃亡させている。
彼の恋人ってこの描写ではどうなのかって思うけれど、カーマイケルが国外逃亡進めても国に残って少しでも人を助けようとしてたのね。
でも、結局自殺するのだ。
国は人々が立ち上がり、独裁者は倒されるけれど、カーマイケルはかわいそう。
でも、国がファシズムから離れるに際してのきっかけというかはイギリスらしい。
エリザベス女王かっこいい。
情報というものはとても大切。
国が一方的にうその情報を発すれば国民の行動はそれに流されちゃうものね。