「希望」という名の船にのって

「希望」という名の船にのって
正体不明の疫病が広まり、人類が滅亡の危機に直面した近未来の話、疫病から逃れるために船に乗り込んで旅をしている人々。その第二世代で船の中しか知らない子供たちは、この船は宇宙船で新天地を探して旅をしているのだと聞かされてた。ところがそれは大人たちのついた嘘だった。彼らは宇宙ではなく海底にいたのだ。海底で動かなくなっていた。
そしてそのことを子供たちが知ったとき、子供たちはなんとか潜水艦を動かすことはできないか。地上と連絡が取れないかと、模索する。
それを見て大人たちも何とかしようと思わされる。
そして最後はハッピーエンド。
なんとも読後感のいいジュブナイルSFだ。
まあ、ご都合主義ぽいところもないわけじゃないけれど、こういう本読んで一杯SFファンが増えてくれるといいな。