獣の奏者

獣の奏者 (3)探求編獣の奏者 (4)完結編
前作あれで完結したと思ったら続きがでた。
前作はきちんと終わっていたと思うけど、でも、今回書かれてるような謎は残っていたわね。
前作のことそこそこ覚えてるので、この話も面白く読めた。
面白いというか、この人の作品なんていうか、登場人物に容赦ないところがあるよね。
主人公エリンは王獣を戦いに向かわせたくないのに、国の周りの情勢から戦わせるための訓練をせざるを得なくなる。
王の護衛士「堅き楯」をやめ指物師をしていた夫も、妻のために戦いに赴く。
そして彼らの息子は両親から見捨てられたという思いを持つ。
そして王獣と闘蛇がぶつかったとき何が起きるのか。
こういう風に終わるのかなと納得させられる終わり方だったけれど、ちょっと悲しい。