ミサキラヂオ

ミサキラヂオ (想像力の文学)
非常に面白かった。時代は2050年。今よりちょっと先。何だけど、今とほとんど違わない世界。
で、其の世界で、ミサキラヂオがあるのは、東京からちょっといった、岬のある町。
ある日、ある人がラジオ放送しようと思う。ではじめちゃうのね。ラジオによって人生変わったような人も要るけど、ラジオが無くても関係ない人もいる。その辺のなんともいえなさがなんともいい。
で、その町から出て行く人もいるけれど、そのままいる人も要る。
何でも無い話のようでいて、奥深いような、不思議な味わいの話だった。