オーバーン城の夏

オーバーン城の夏〈上〉 (ルルル文庫)オーバーン城の夏 下 (2) (小学館ルルル文庫 シ 1-2)
コリーは小さな村の呪いしの孫。しかし父親が有力貴族だったため,夏の間だけオーバーン城にとどまる。そこにはお話の中の王子さまのようなブライアンと彼の婚約者であるコリーの義姉エリサンドラがいた。
コリーは最初の内この城の夢のような生活に満喫していた。しかし,大きくなる内にブライアンの性格に問題があること。エリサンドラは全てに絶望していることに気がついてくる。そして,一番コリーを傷つけたのは,妖精アリオラの存在。
ファンタジーなんだけど,ファンタジーっぽいところってアリオラが存在してるとこだけなのね。
で,コリーのビルドゥングスロマンだわね。
でも,思いもよらない顛末になっていくとこがすごい。
人生を投げているようなエリサンドラが最後にこういう行動に出るとは。
いやはや女は怖いとしか言えない。
こういう行動とるエリサンドラが恐ろしくないのだろうか。某人は。愛されてると思ってるのか。彼女を怖いという某人のほうは納得出来るけどね。
絵柄がラノベだからこういう話になると思わなかったわ。
面白かった。