医学の卵

主人公曾根崎薫はづるをして日本一の天才少年になり,東城大学医学部で研究する羽目になった。
で,世界的な発見をしたかもッテコトになる。
でも,それは間違いだった。
その後,彼は卑怯な大人によって,全てを彼の責任とされかかかる。
最後の大円団は非常にきもちいい。
でも,ここには非常におおきな問題が書かれている。
論文を書くと言うこと。教授の権限。今でもそうなんだろうな。
でも,一番ショックなのは,東城大学医学部のERは潰れたということ。
これは,今より一寸未来が舞台らしい。
今の日本でも起きることだと思う。
お金にならない救急,小児科,産婦人科が潰れていく。
問題にしなければ成らないことだと思う。
それがこういう青少年向きの体をとって書かれると言うことは非常に好いことだと思う。
何て言ってもどんどん読ませられる物。
懐かしい顔ぶれもでてくる。
田口先生教授になってるんだ。
高階病院長は学長。
みんな偉くなってる。
沼田先生も垣谷先生も息災。
佐々木君ってナイチンゲールの時5歳だった子か〜。
なつかしいな〜。