おまかせハウスの人々

おまかせハウスの人々

ロボットやナノマシン、全自動のお家などが身近に来たときの人々の反応が書かれている。
でも，この作者の持ち味かな，ほのぼのとしていて好い。
第一話の「純也の事例」は純也がロボットッテ言うのは気が付かなかったな。
この話好きだったな。
AIを育て、人間らしい心を持たせるための里親となった夕香の葛藤が描かれる。
純也に愛着を覚えた夕香は早期返還しようとするが，結局は最後までじたばたしようと思う。それが人間なのだと。
「麦笛西行」は最後に主人公が自分という物を理解していくところがよかったな。
「フード病」は辛い。救いがないきがする。こういうのは駄目かも。
表題作がやっぱり一番よかったかな。しかし，主人公の家族がこう来るとは。
私もおまかせハウスに住みたい。