神曲奏界ポリフォニカ
- 作者: 大迫純一,BUNBUN
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2006/12/14
- メディア: 文庫
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突然降ってわいた休暇に大喜びで雪山へ向かう。
ところが宿がどこも空いていない。
偶然知り合った大学生たちに山荘に誘われる。
彼らと穏やかに過ごせるはずだったが,大事件が起こる。
原因は好意から始めたこと。
だがそれが計算違いから大変な自体が起こる。
マナガが原因不明のまま衰弱しはじめ,非常に不利な状態になる。
しかし,学生たちが自分たちで自分を助ける。
このところが好い。
誰も悪意を持って行動したことではないが,一寸したいきちがいから大事になったことに気が付く彼ら。
マナガは言う。罪を犯さない人間はいないという。相手を思い合う気持ちそのものが大きな罪を引きづり出すことがあると。そう言うこともあるかもしれないと思わされる。
マナガがため口聞くようになって,喜ぶオドマがいい。
彼っていじめっ子かと思っていると,そうじゃなく相手を思うシーンがちらっとあるところも好いな。
この中にちらっと伝説の精霊島の墜落って言うことが書いてあった。
この話ってホワイトのづっと後なのね。
ミノティアスって名前がでてくる。これってホワイトにでてた牛型の精霊よね。
牛型ではあるけれど,人型に近いような感じを受けた。
大分ホワイトの時に比べると精霊と人間との関わりも違ってるな。
ホワイトの話が進んだ結果だろうか。
先が楽しみだわ。