丹生都比売

丹生都比売

丹生都比売

天智天皇が亡くなった後,草壁皇子は父,母,弟と共に吉野に逃れる。
そこで彼は怪我をした少女と会う。
草壁皇子はひ弱な自分を恥じていた。
大海人皇子は丹生都比売の加護を得たいと思っていた。
とまあ,ファンタジー的要素はあるけれど,はっきりした物はない。
その何となくなファンタジーっぽい感じがいいのよね。
そこはかとないところが。
草壁皇子のひ弱な感じもいい。
最後のシーンが何とも悲しい。
坦々と自分の運命を受け入れる草壁皇子
悲しいな。