科戸の風の天の八重雲

凄くよく出来てる伝奇小説だわね。
出てくる人物もすべていい。
歴史から封印されててしまった神々。
封印からとかれた神を元のように封印しようとする人々。
生け贄とされる家系に生まれてしまった人々。
でも,どの人物も死なずに(1人だけ自分の行ったことの責任とろうとせず,逃げ回っていた人物だけは死んじゃったけど)封印されてた姫君も納得して封印の元に戻っていく。
そして,それぞれの登場人物が生きていくことに前向きになっていく。
特にいいのはこの話の雰囲気だわね。
こういうのいいわ。