約束の柱、落日の女王

初めて読む作者。
でも,気に入ってしまった。
主人公の1人カルロ・カルネリスは上司ルシド将軍の地位が上がることによって,自分の地位が上がることを画策した。しかしルシドは地位が上がってもカルロの地位を上げようとしなかった。
復讐を誓うカルロ。しかし,何故か二千年前に送られてしまう。
そこには,迫る隣国の脅威,私欲しか考えない家臣たちに囲まれ危機感を覚えるクリムエラ女王に出会う。
カルロは政治,軍事に女王を補佐する。
そして彼らは愛し合うようになる。
そして何時までも一緒にいると誓い合う。
まあ,結末は予想のとうり何だけど,でも,それほど性格のよくない二人が,愛し合うようなる内,自分たちの過去の行動について考えるところなど,好いわよね。
ま,カルロは未成年じゃないところも好い点かも。
文章的にも違和感無かったな。