豆腐小僧の双六道中ふりだし
- 作者: 京極夏彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/12/20
- メディア: 単行本
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何故自分がそこにいるのか解らない。
で,いろいろな妖怪と合って自分のレゾンデートルを探る話って言うのは冗談だけど,まあ,妖怪とはなんぞやということを,あれこれと探る話。
有る現象を人間が妖怪のせいだとして,そこから妖怪ができあがる。
この中に「池袋の女」の話が出てくる(これは御宿かわせみにもあったな)サラが飛んだりすることを今はポルダーカイスト現象に言い換えている。それがいいことか,とかの考察部分も白い。
説明である妖怪,自然現象である妖怪,などなど,京極夏彦らしくおもしろい話。
最後が最高かも。