楽園

戦略拠点32098 楽園 (角川スニーカー文庫)

戦略拠点32098 楽園 (角川スニーカー文庫)

良いアイデアのSFだったわ.
読後感もいいし.
最近は文章読んでいても違和感無い人が多くて読みやすい.
星四つって言うところかな(ちょっとおまけかな)
千年に及ぶ星間戦争ののさなか、敵が必死になって守る謎の惑星に1人降下したヴァロア(体の8割以上を機械化した降下兵)はそこで敵のガダルバ(脳の一部のみが人間である全身機械化された制御官)と少女マリアとであった.
その惑星には大地に月立つ幾多の廃宇宙船.
じつは
その惑星はガダルバの星の軍人の楽園として整備された惑星.勇敢に戦って死んだ者の魂は楽園に生まれ変わって花になる.
ガダルバは死んだと思われてこの惑星に送られた.
マリアは永遠にこの惑星の墓守として作られた少女.永遠に死ぬことはないが記憶はどんどん消えていく.
ヴァロアが落ちてきたことにより、ガダルバは変わり、ヴァロアも変わる.
マリアだけは変わらない.
が、マリアを守り為にヴァロアは戦場に戻っていく.