吉永さん家のガーゴイル

吉永さん家のガーゴイル (ファミ通文庫)

いやいや、久しぶりに凄く面白いって言える本だわ(＾。^/)ｳﾌｯ,
こういう変な話が好きな私ってA^^;、ってま今更ですが．
登場人物のキャラクターが好いのよね．
吉永家全員がいい．
凶暴な妹の双葉ちゃん．かわいくて女の子にしか見えない高校生の兄和己くん．おおらかなパパ．毎朝子供たちをプロレス技で起こす最強の無口で美人なママ．
で、福引きで当たった門番型自動石像ガーゴイル．
ガーゴイルを作った年齢不詳の美女高原イヨ．怪盗百式．等々．
で、ガーゴイルは吉永家のみならず、御色町全体を守ることに目覚めていく．
文章の意味不明なところもなかったし．
凶暴な人たちやバトルも有るのに何ともほのぼのとしている．
面白かったわ．
でも、ちょっと変だと思ったところ．
イヨさんの脳内世界に行った後、どうなったか聞いてみると、旦那さんも子供も徴兵されたって言っていたけれど、昭和二年に多分夫となる人はいくら若くても２５ぐらい、そうすると昭和十五年で３５．子供はそれから結婚したんだから十二三．２０年だとすると、旦那さんは４０子供は十八くらいか．その年で徴兵された物だろうか．
その辺だけが気になるところだったわ．