霊鬼奇譚

妖狐の舞う夜―霊鬼綺談 (講談社X文庫―ホワイトハート)

全六冊
最初は彷徨っている幽霊たちを鎮める話かなと思っていたら、少年たちの成長の軌跡の話だったわ．
船津勇帆は吉舎高陽についている九尾の狐を退治した御陽師阿倍康成で、
転生したのが玄翁(げんのう)和尚だった．吉舎高陽は妖狐につかれて
国を乗っ取ろうとした玉藻の前だった．
蓁原毬亜と柊子の双子は阿倍康成を助けて妖狐を退治した、三浦介義純と上総介広常で
玉藻の前の伝説に出てくる人みんな転生してる．
二人ともいい男なんで、お耽美の方に行くのかと思っていたけど、そうならなくてよかったわ．
別にお耽美がきらいじゃないんだけどね．