永久帰還装置

神林長平
火星に現れたその男は、携帯していた千年前の警察手帳と大型拳銃、そして華奢な「帰還装置」を奪われた。だが、この世を滅亡させるという「犯人」を追って、男は宇宙軍基地を脱走。味方にした女性情報部員と首都に向かう。やがて、男の予想だにしなかった「正義」と「帰還」の形が、その様相を現してくる。
と言う話なんだが、最後もどうなったなのか.
一応「犯人」は捕まえたのよね.でも、その男はいなくなってしまったんだろうか.
視点が変わるんだけど、それもまた、誰が考えてるのか、と考えながら読んで、面白かった.視点が誰かって言うのがよく分かるし.昔は神林長平の本って読みにくいって思っていたんだけど、すらすらと読めちゃったわ.