腐蝕の街・屍鑞の街

近未来の日本.そこで猟奇犯罪が起こった.その手法は溝口が逮捕し死刑にされた菅野玲也の手口そのままだった.この犯罪を溝口、そして彼と偶然知り合った男娼のシンバが暴く
これは、ブレインスパという本来はリクライゼーションマシンだったが、特殊なスパを使って、記憶されたのデータを体験した人間の脳を菅野玲也の意識によって上書きされたあと、その脳を脳死状態のまま生かされていた菅野玲也自信の体に移植すると言う計画だったのだ.そして、溝口には菅野の意識が写されたのだった.が、何とか犯罪は阻止された.
と言うところで、腐蝕の街は終わり.
屍鑞の街は、溝口が菅野の意識と戦いながら何とか生活しているところから始まる.
ブレインスパを使用して、死者再生ビジネスをしていた赤坂という男が、溝口に復習するため、ネットを使って彼とシンバをお尋ね者にする.
最後に溝口と菅野の意識が混じり合い、どちらの人物とも言えない二人と違った意識が一つの意識になり、そこでお話は終わる.
ハードボイルドはいまいち得意ではないけれど、面白かったわ.
SFと銘打ってもいいと思うのだけれど、ミステリーか、ハードボイルドとして売られてるのね.これ.