ご臨終

二人芝居なのにほとんどのセリフ温水さんが喋ってる。動いてるのも温水さん。それをほとんど喋らずほとんどベッドの上で動かない江波杏子。温水さんもすごいけど、江波杏子は半端なスゴさじゃない。最初温水さんのセリフに一切反応しない。誰だこいつって思ってるのかな。そのうちセリフを聞き入るようになっていく。その象徴が編み物なのかな。温水さんの中年男は彼女をおばさんだと思ってる。しかし実際はってお話。中年男が向かいの老女の事を話題に載せるのも伏線だったのね。見るのにもエネルギーがいるお芝居。お芝居らしい舞台だった。二幕目でセットが逆になるのもそういう意味か〜って思ってしまった。暗転が多いのは脚本のせいだけど、これは気になっちゃったわ。暗転苦手な私(;´Д`)