ヨーロッパ企画第32回公演 · 「建てましにつぐ建てましポルカ」.

作・演出:上田誠 音楽:滝本晃司
出演:石田剛太 酒井善史 角田貴志 諏訪雅 土佐和成 中川晴樹 永野宗典 西村直子 本多力/花本有加(KIKIKIKIKIKI) 吉川莉早 菅原永二
ヨーロッパ企画初めて見たのは映画の「サマータイムマシンブルース」これSFマガジンに載っていたんで見にいった。これが最高。舞台中継もやってたので見たらこれも良かった。映画は映画の、舞台は舞台の良さが溢れてた。いいな〜。って思っていたが、京都の劇団じゃあなかなか見られないなと思っていた。
ある時友人に誘われて見に行った井ノ原くんが出る舞台見てたら、なんかサマータイムマシンブルース見ていた時のような感じがした。パンフ見せてもらったら、やっぱり作・演出が上田さん。この作品なんと巨大ロボットもの。素晴らしかった。そのあとも、もう一度井ノ原くんが出演する舞台も上田さんのだった。
その後、本多劇場ヨーロッパ企画の作品が上映されるということなので、見に行ったらほんと、面白かった。SFテイストがいっぱい。
でも、今回は全くSFテイストなかった。でも、非常に面白かった。
舞台は中世。増築に増築を重ねている城のパーティーに招かれた貴族の主従が城の中で道に迷い、何とかパーティー会場に戻ろうとするだけの話。なのに、なんでこんなに面白いんだ。新興貴族が道に迷っているんなら教えてあげるっていうのを、迷ってないといい、乞食に道訪ねたり、もうひと組迷って帰属と共同戦線張ったり、とまあ、こんな感じ。呪いで生まれた怪物見ても見ないふりしたり、悪魔が現れても知らんぷりと、徹底してひたすらパーティー会場を探す4人。これで、終始する話なのに、もう本当に笑える。
アフタートークで、迷路だけは同じだけど、最初は、騎士が3人の王女とドタバタする話だったらしい。それが稽古を重ねるうちに、こういう話になったとか。へ〜。って思って聞いた。
本当に面白い舞台だった。