暗いところからやってくる

友人が面白いというので行ってきた。
60分ほどの短い御芝居だったが、友人の言うとおり非常に面白かった。
亡くなったおばあさんの家に住むことになった主人公。この家には何かいると母と姉に訴えるが、取り合ってくれない。死んだおばあさんの亡霊ではないかと怯える主人公。
彼が亡くなったおばあさんに怯えるのは理由があるのね。
何かはいたのだ。彼らは人間には気づかれない。だが臆病な人には気づかれるかもしれない。で、怖がる主人公を怖がらせているうち、つい、主人公と会話してしまう。
人間に存在を知られると出世できなくなるという。
この何かっていうのははっきり言わないけれど、出世って、出生することじゃないかと思う。彼らは人間を観察しているのだ。生まれる時のために。
面白い設定だと思う。
で、主人公がおばあさんを怖がる訳を母と姉に告白するところが圧巻。
主人公役の人が中学生に見えるところがヽ〔゚Д゚〕丿スゴイ。
声が高いせいなのか。
言われなければみなかった芝居なので、教えてもらってよかった。