12人ー奇跡の物語

内容はここ
三谷幸喜が脚色して映画化したのもあるけれど、これは最初のオリジナルを日本に置き換えたもの。現代にも非常にマッチしている状況だと思わされた。
舞台は両側に客席があって、真ん中にテーブルがあり、その周りに陪審員たちが座って事件について話し合う。背中しか見えない登場人物もいるのだ。凄い舞台だと思う。
そして出演者たちの達者な事。事件について語っているだけなのに、彼らがどういう人物かなんとなく解ってくるのが凄い。被疑者の過去や生活態度から被疑者のような人間はいなくなれば言いと思っている人。この人最後に追い詰められてぽろっと涙こぼして絶って友人が言ってた。そこまで入り込んでいたのか。凄い。事件を自分の環境に置き換えて自分の事のように感じる人。この人激昂して顔真っ赤にして怒鳴っていたのを見たときは凄いと思った。
ほんとうの審理の様子見ているような感じで本当に引き込まれるように見入ってしまった。
友人に誘われて見に行ったのだけれど、本当に見に行ってよかった。
しかし、実際裁判員に選ばれて、被疑者が無罪主張していたらどうしよう。
不安だ。