ぼっけい、きょうてえ

岩井志麻子
ホラーだわ.まあ分かっていて読んだのだけれど、ホラーのオドロオドロというか、何か変なものが出てきたりと言うことはない.
出てこないことはないけれど、それは出てくる人の妄想みたいなものの域を出ない.
でも、題名どうりとても怖い.
中編なのだけれど、どれも、明治の貧しい村の田舎でも、差別され村八分にされている人が主役.内容は悲惨なところもあるけれど、それより怖いと思う.
表題作が一番怖かった.
この人のは又読むかもしれない.