泣き童子

泣き童子 三島屋変調百物語参之続
この人の作品読み終わって物凄く辛くなる話がある。しかし時代物はそういうこと無いので安心して読んでたらやられたわ。おまけにこの作品重いこともあったけど、救われる話dったから。しかしこの表題作の「泣き童子」コレは救いがない。悪いことをした娘の罪に目をつむった結果何が起こるのか。悲惨だ。話した人は満足だろうけど。
でも、他のはそういうこと無い。
「魂取りの池」は結婚前に愛し合っているのについ相手を疑ってしまう娘に母親が語る祖母の過去。その話が自分で持ちきれずに話に来る。祖母の話がなんとも言えないけど、結婚相手を可愛く思っちゃうところが良かったわ。
「くりから御殿」自然の災害で友達や家族をなくした男が友人たちの幽霊を見る話なんだけど、彼を思っている奥さんがいいわ。
他の話も自然なのか良くわからない不思議なお話。
でも、どれも読んだあと寂しいけれどホッコリした感じになる話だった。