サバイバーズ・ギルト&シェイム

【作・演出】鴻上尚史
【出演】山本涼介南沢奈央/伊礼彼方/片桐仁大高洋夫長野里美
サバイバーズ・ギルト(Survivor's guilt)は、戦争や災害、事故、事件、虐待などに遭いながら、奇跡的に生還を遂げた人が、周りの人々が亡くなったのに自分が助かったことに対して、しばしば感じる罪悪感のこと。シェイムは生き残ってしまった恥ずかしさのこと。
それをテーマにした舞台。って何にも知らずに見に行った私。何で私このチケットとったんだっけ。あ〜そうだ。片桐仁見たかったんだ。知らなかったけど、山本涼介主役だったんだ。マコトおにいちゃんだ。ラッキーなんて見ていたんだけれど、重い話。鴻上尚史だものね。
ただ戦争に関しての直接的な批判はない。それよりも一般の人たち。僕死んじゃったって帰ってきた主人公のお兄さんは一見スポーツマンタイプ。でも、心臓に欠陥があって戦争にいけない。それを気に病んでいる。町会長(だったかな)たちは彼がずるをしていると思っている。最後には医者もそういう人たちに立ち向かえず彼は健康だといってしまう。軍関係の人が言っているのではない。周りの普通の人。第二次大戦中も軍人より周りの人が怖かったって言うのツイッターで見たけれど、こういうことかと思わされた。こう人たちが戦争終わって自分は被害者だって言うんだろうな。
こういう見方が正しいのか良くわからないけれど。
ストーリーに関係ないけど、長野里美が病弱演技してたのが最高。わらちゃった。